明日はゲームかアスカ

赤いプラグスーツとレトロゲームを愛するブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【読了】蛇王再臨

蛇王再臨

このタイトルは感慨深い。この4文字だけで即座にアルスラーン戦記が出てくることと思う。

いや、いまだと蛇王ザッハークとはファイナルファンタジー11アトルガンの秘宝のことだと思っちゃう奴もいるかもしれない。いないか。

というわけで、アルスラーン戦記13巻です。
出てるの全然知らなかったよっ!!!!!!!!!
たまたま本屋で見かけて「蛇王再臨」って書いてあって「えっ!?????」ってなって。

出たのは2008年10月10日
12巻「暗黒神殿」から22ヶ月での発売。
まあ早い方かな。

にしても「蛇王再臨」ですよ
このタイトル、確か角川文庫版の4,5巻あたりのあとがきで既に発表されていた記憶が。
当初は7巻ぐらいで付く予定だったタイトル。
ついにか。

感慨深いね。

12巻の感想は過去に書きました⇒アルスラーン戦記12巻

この12巻の最後の方

ナルサスのセリフから始まる会話
「クバードの功績は、ペシャワールを守り抜いた点だけにあるのではない。
イルテリシュに向かって、ペシャワールを未来永劫わたさぬ、と言明したこと、これが大きい」
ダリューンが首をかしげた。
「それが功か」
「大功だ」
「ふむ、クバード卿の発言は、武人としてまことにあざやか、わが軍の決意を知らしめるものだったとおれも思う。ただ、だからといってイルテリシュがペシャワール攻略を断念するとも思えん。
むしろ意地になって、何としてもペシャワールを手に入れようとするだろう」
「だからいいのさ」
それだけいって、ナルサスは笑っている。


この部分のナルサスの真意が13巻でわかります。
正直読んでて「ええっ、そう、おお~」と感嘆せしめられました。作者の思うつぼか。

パルス国内で魔物が跋扈している現状は、周辺国からすれば対岸の火事以上に関係ない話。
それがナルサスの大胆な計略によって、シンドゥラとチュルクをも魔軍との戦いに巻き込めるという、読んでて快哉ものでした。

さて、13巻はそんな楽しげなシーンばかりではございません。

もう表紙めくった途端に目に入る口絵でイヤな予感が走ります。
12巻で大怪我を追ったルシタニアの女騎士エステル。そう、20年前から読んでるものとしては、このアルスラーン戦記のヒロイン筆頭候補です。
アルスラーンとエステルは敵同士だったけど同い年。
捕虜となったエステルの牢へアルスラーンが食事を持ってやってきた時の会話はよかったですね。あれは4巻「汗血行路」。
敵軍の食事などいらない。と無理をするエステルにアルスラーンはこう提案する。
「こう考えたらどうかしら。これは君にとって敵の食物だ。だからこれを君が食べたら、敵の食物が減ることになる。君は敵に損害を与えることになる。これはりっぱな武勲じゃないかな」
少女はまばたきした。


このシーンの会話では他に、パルスの王族は角や尻尾が生えている、という会話があったりしたのだけど、それを覚えておくと13巻で「あ~」ってなれます。

そう、彼女の物語はここまで。これは当初からの予定通りだったのだろうか。

思えば幸薄い、報われない少女でした。
常に正論、弱きを助ける理想の騎士像を追い求める、ゆえに空回りばかり。
されど物語に与えた影響は大きかったですな~。
それはナルサスも劇中で触れています。事はパルス国家の行く末にまで影響を与えている。

元々旧王家と血の繋がりのなかったアルスラーンを王位に即かせるには、王者たるべき資質は血統ではない。という事を納得させる必要があったと。
そのためにアルスラーンはその名を持って侵略者ルシタニア軍を追い返し、宝剣ルクナバードを携えている。
そしてそのことが遠因となり、アルスラーンに世襲制をよしとしない傾向が現れている。
故にアルスラーンには世継ぎを残す意思がない。

この部分はこの物語の結末がある程度見えてきた部分じゃないですかね。

13巻はこれで終わらないです。
途中ミスル国を手に入れたヒルメスの話が入りますが、そこはまあいいか。

13巻にはもうひとつ重大イベントが。
ようやくアルスラーンの十六翼将が発表された。
十六翼将、この設定も随分昔のあとがきで書かれてましたな。
当時は十四翼将のはずが十六になりそうです、とか言ってた。

ざ~っとパルスの主要人物を上げていくと15人なんだけど(アルスラーンのぞく)、16人目がまさかまさかのドン・リカルド。
第一部では蛇王見ちゃって発狂しちゃったルシタニア騎士、という脇役中の脇役だったのが、第2部になってあれよあれよと重要人物に。もちろんここまでキャラを格上げしたのはエステルに寄る部分が大きいんだけど。

そうか~、こいつが十六翼将か~。その発想は完璧になかったわ~。いつから決めてたんだろう。だってエステルがなるのかな、とか思ってたんだもの。
エステルの代わりと劇中でも言ってるしな~、活躍してもらいたいですな~。

変わりに悲劇がもうひとつ。
第2部になって作者によって不幸を味わわされている人、ザラーヴァント。
故郷は壊滅するし、親は悲惨な目にあっていたし、いいことはなんにもないのに不幸ばかりかぶってる。トゥースばかりいい目見て。
そんな不幸人ザラーヴァントも退場。それも悔しい終わり方。

そうか~、こりゃあここから最後にかけてどんどん退場者が増えていくな~。
何人残るのだろうか。
最近なんだかナルサス辺りがやばそうなんだよな。最後まで残らないんじゃなかろうか。

そんなイヤな予感をはらみつつも物語りは以下続刊。
早く次が読みたいです。

あと内容は何でもいいのであとがきも書いて欲しいです。
近況とか知れるだけでも次への待ち時間を軽減できるもんなので。

ほんとはもっと書きたいことあるけれど、とりとめもないのでここまで。
本気で長い感想を書くのは完結したとき、ということにしておきます。

蛇王再臨 アルスラーン戦記13 (カッパ・ノベルス)蛇王再臨 アルスラーン戦記13 (カッパ・ノベルス)
(2008/10/07)
田中 芳樹

商品詳細を見る
関連記事

Newest

Comment

Leave a comment

Designed by Akira.
Copyright © 明日はゲームかアスカ All Rights Reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。